WEB業界の仕事の年収は高い?安い?
コロナで各業界が打撃を受ける中、WEB業界はGoogle、youtubeを始め、各社業績が伸びています。そんなWEB業界に興味を持って転職を考える人もいるのではないでしょうか?
そんな人の為にWEB業界歴6年の在籍でエンジニアから営業まで、様々な職種を見て体験した経験からWEB業界のリアルな年収事情を暴露します。
先に結論から言うと
業界を全体平均だと450万円位。実際に勤めた時の経験から実際の中央値は350万円~500万円
になります。他業界と大きく変わるほど高いわけではありませんが、実際にWEB業界に転職して年収アップした人は大勢います。
WEB業界の年収について押さえておくべきポイントとしては
- WEB業界は初任給は高めでも昇給率は会社、業種によってまちまち
- 商材によって給料の基準額が変わる
これら2つについて説明していきます。
初任給は高め!昇給率はまちまち
WEB業界は成長産業であり、商材の単価自体も高いものも多いので提示される月給自体は比較的高めになります。しかしその分昇給においては会社によってし易さが大きく異なります。
WEB業界は平均年齢が比較的低い分、年次関係なく実力や結果で評価される傾向にあります。そのため、勤続年数で年収が上がる事は殆ど無く、個人業績や昇進して役職が付かないと大きく昇給しない事が多いです。
私がいた会社では役職ごとにグレードが設定されており、大体ですが
- グレード1役職無し:280万円~450万円
- グレード2リーダー:400万円~650万円
- グレード3マネージャー:600万円~800万円
- グレード4部長:750万円~1000万円
- グレード5執行役員:850万円~1200万円
といった具合に設定されています。
見て分かる通り基本的にグレードを上げていかないと年収の大幅アップは見込めない構造になっているので、在籍している限り上をどんどん目指していく必要があります。
しかし、年収、昇給は一概に会社の規模に準拠するわけではなく、何を取り扱っているかによっても大きく変わってくるのでそれを次に説明します。
会社の扱う商材によって給料が変わる
WEB業界の会社は規模も業態も様々ですが、年収に一番直結してくるのは会社が取り扱う商材です。
WEBの商材と言っても
・広告商材
運用型広告、アフィリエイト広告、オウンドメディア(自社所有のサイトなど)
・システム系商材
企業向けシステム開発、システムパッケージ商品、アプリケーション開発
おおまかに並べてもこれだけ多岐に渡る上、更にこの各商材に対して、
・自社商材
・代理店
の2つの業態があります。それぞれの組み合わによって会社の利益率が大きく異なる為、給与にも現れる傾向にあります。
これまでの経験から自社、取引先も見てきた含めて利益率の高め、低めな傾向の商材、業態を上げていきます。
・年収の高い傾向の商材、業態
- 自社システム開発
- アプリケーション開発
- オウンドメディア
- アフィリエイト、運用型、システムのトータル提案可能な代理店
・年収の低い傾向の商材、業態
- 企業向けシステム代理店
- 運用型広告専門代理店
- 他専業代理店
※会社規模や事業展開によって異なります。
自社でサービスを持っている会社や規模の大きな代理店は、サービスの収益の利益率が自社所有な分高く、代理店でも提案商材の幅が広い代理店は全体の利益率が高めな傾向にあります。
しかし専業代理店はどうしてもマージンビジネスでも融通が効かない傾向も多い為、薄利多売になる事もあり工数の割に利益が見合わない事もあり得ます。
これらはあくまで一例なので全ての会社に当て嵌まる訳ではありませんが、傾向として頭に入れておくと役に立ちます。また代理店は幅広い企業、業界に携われる他顧客折衝能力、数値管理、プレゼンテーションスキル等がよく磨かれる傾向にあり、自社サービス運営は自社サービスのターゲット業界に深く携わる分、企画力やプロモーションにおける複数の広告媒体知識が身につくなど、会社によって得られる物も違うのでそれらも加味して会社選びの参考にすると良いでしょう。
まとめ
WEB業界と一口に言っても多種多様な会社と商材があり、未経験だとそれぞれの良し悪しの部分の区別がつかない分、
「こんなはずではなかった」
とミスマッチが発生する可能性も高いので、お金の面でも納得して働く事が出来るよう、業界の傾向わや把握して会社選びの参考にしてもらえたらと思います。
会社によって身につく知識、スキルについても別記事で解説していきます。