未経験の業界への転職は人生に於いても大きなターニングポイントであり、新しいキャリア形成の第一歩です。
未経験業界の求人は業界によって量の違いはあれど比較的慢性的に出されている印象です。
これはどの業界でも人手不足の現状を示唆している反面、求職者側からするとキャリアアップのチャンスが広がっているというポジティブな側面もあります。
しかし未経験であるが故に転職に最も失敗する確率も高いのです。
今回はそんな分からない事だらけの未経験転職で失敗しないために気をつけたいポイントをいくつか解説していきます。
未経験の転職で気を付けること5選
今回は
- ギャップがあって辞めたい
- 採用担当が採用したくないと感じた
- 面接で困った
- 労働環境が悪かった
などの実際の事例から注意すべきことを5つ説明します。
求人のチェック期間を長く持つ
求人サイトに登録したり、エージェントにカウンセリングを申し込むタイミングは人それぞれですが、多くの人は転職を決意したタイミングが多いのでは無いでしょうか？
その場合、大体転職1～3ヶ月前に登録して求人を探し始めるかと思いますが求人は時期によって良し悪しや数の増減は当然のこと、特定の時期にしか出さない企業もあります。
転職求人も時期と連動した一連の流れがあり、慢性的に出していて人手不足な企業なのか？人員が空いたから求人を出しているのか？も企業によって違います。
求人サイトに登録してある程度の期間、どんな求人が出ているのかを見る事で、業界の求人の傾向を知る事が出来ます。
理想の期間は1年間。
季節毎にどんな傾向の求人が出ているのか掴む事が出来ます。
少なくとも半年前から求人だけはチェックしておくと良いでしょう。
しっかり傾向を掴み、常時求人を出している企業は極力避ける事も入ってから多忙で後悔するのを防ぐ一つの方法です。
業界地図で業種の位置付けを確認する
受ける企業のホームページや口コミサイトをチェックして企業研究をするのは勿論のことですが、企業が業界のどの役割でどの位置にいるのかも把握しておきましょう。
必要なのは業界地図。
就活の際に見た事がある人もいるのではないでしょうか？
大企業であれば取引ルートのどこにいるのか名前が書いてありますし、中小企業であれば主要取引先の企業の中に同業界の企業名が無いか探してみましょう。
業界地図を理解すると業務内容もイメージし易く、面接でも志望理由が答え易いなどのメリットがあります。
何も求められない求人は注意
求人の中で
- 学歴不問
- 〇〇経験不問
などの文言を見た事があるでしょうか？
これらは具体的な経験は何も求めなかったりするため、非常に申し込みやすく、通過ましやすい求人になります。
一見良さそうだし未経験の業界だから…と思いがちですが、何も求めないにはそれなりの理由があります。
労働条件が他社に比べて良くないため、人が集まらないからこそハードルを下げている企業は沢山あります。
前職が営業ならば営業経験、事務やバックオフィスならExcelやPowerPointなどの使用スキル等、何かしら求めてくれる企業を極力選ぶ事をおすすめします。
先入観を捨てる
業界にはそれぞれイメージがあると思います。
しかし実際は違う事も多々ある結果、働く際にイメージと異なって短期間で転職活動を再開する羽目になる人は多くいます。
特に
- 楽そう
- ストレスなさそう
- ノルマとか無さそう
など勝手にポジティブな先入観を持ってしまうと、落胆する事は多いので捨てた方がいいでしょう。
どんな仕事にも目標はある
対人関係は何かしらある
位に考えておかないと後で必ず後悔します。
面接で強気な発言を言い過ぎない
これはweb系の会社にて第二新卒から社会人3年目と面接をしたときに3人に1人位の確率で自信満々な発言をされる人がいます。
「自分を採用したら必ず御社に後悔させません」
「必ず御社にメリットを与えるような人材です」
みたいな発言が驚く事に一定数聞かれます。
恐らくweb系などはハングリー精神旺盛な方を求めている。みたいな事を言われる人がいるようですが、ベンチャーならまだしも中規模から大手の面接ではまず引かれてしまいますのでやめましょう。
仮に受かっても過度な期待と共に楽しく働けるとは限りません。
未経験こそ慎重に準備を重ねて転職しよう
未経験は分からないことが多いからこそ、準備に準備を重ねて転職活動をしましょう。
活動を本格化させてからは一ヶ月～一ヶ月半で転職するのが理想ですが、準備には時間を掛けられるだけ前もって掛ける事をおすすめします。