今回はレッドデッドリデンプション2についてレビューしていきます。
通称RDR2と呼ばれ、GTA5より広いマップや前作のマップがまるまる入った強大なマップ、その完成度の高さで非常に評価が高いゲームな半面、一部ユーザーからは酷評されることになっています。今回はそんなレッドデッドリデンプション2を実際にクリアまでプレイしたレビューをお送りします。
まずレッドデッドリデンプション2(RDR2)を実際にクリアまでプレイした評価点はこちらになります。
プレイの快適さ | 3.0 |
雰囲気 | 5 |
ストーリー | 4.5 |
難易度 | 3.5 |
総合 | 4 |
レッドデッドリデンプション2は面白い?つまらない?
グランドセフトオートシリーズで知られるアメリカのロックスターゲームが2018年にリリースした、レッドデッドリデンプション2。同作はアメリカ開拓時代の西部劇をリアルにとことん再現し、その自由度と没入感の高さから神ゲーと評価されているものの、一部ではテンポが悪い、操作性が悪すぎると酷評される事もあり、人によって評価が二分してしまっている状態です。
筆者はプレイしていて今はどハマりしましたが、最初は酷評する人の気持ちも分かる程、操作性には難を感じたりしたので
- どうゆう所が神ゲーか
- 悪い所はどこか
- 面白い所はどこか
- 向いている人向いていない人
について書いていきます。
レッドデッドリデンプション2は面白い!
結論としてレッドデッドリデンプションは面白いです。
操作性に非常に難を呈する方もいますが、ゲームというコンテンツとして考えると完成度は段違いに高く、ロックスターゲームの新たなチャレンジとディティールへのこだわりが感じられました。
マップも前作よりはるかに広く、西部劇の街並や自然にキャンプや馬、戦闘でじっくり浸ることが出来るゲームは本作以外には無いといえるでしょう。
開拓時代のアメリカの世界観に浸りたい人には神ゲー
まず、神ゲーと呼ばれるに値する部分はやはり世界観、フィールドの作り込みです。今作は史実の地形や街をベースに前作のフィールドが丸々入った形でマップがアップグレードされています。なのでマップの大きさに驚かされる事もさながらに、街や村、どこまでも広がる高原など景色にも圧倒されます。またその中で酒を飲む人、馬で走り抜ける人、賞金稼ぎ、保安官等さまざまな人が生活しており、プレイヤーはその中で自由な役割を演じる事が出来ます。
時に飲んだくれ、時に賞金稼ぎ、時にマタギなど。筆者は酒場に入り浸り、飲んだくれた後街でひと暴れして犯罪者として手配。
街の人にはもれなく全員に挨拶を返すことが出来、それに対してリアクションを返してくれます。
しかも自分の今の評判によって返ってくるリアクションは異なるのも作りこみがすごい証。
本家のGTA気分で大暴れしていた筆者には「失せろこの野郎!」「命だけはお助けを」のような強烈なリアクションがもれなく付いてきます。
一通り暴れたあと盗品商に盗んだり暴れた戦利品を売りつけてその金で懸賞金を払って呑むという、アウトローなロールプレイを楽しんでいました。
アメリカの西部劇映画が好きな人は実際に登場人物になったつもりでプレイ出来るので余計にお勧めです。マグニフィセント・セブンでも見ながらプレイすれば気分は西部のガンマン。昔はニューヨークだって片田舎の村なんだぜ!という具合に昔を振り返るのも楽しいものです。映画館で必ずパンフレットを買って読み込むような、世界観を楽しめる人にとってはとにかく神ゲーでしょう。
移動がもっさり、何事にもモーションが入るのはテンポが悪い
次に酷評されている部分ですが、大体が操作性と演出の部分です。本作はリアリティを究極に追求した結果、全ての行動にリアルなモーションと、人間の歩き方、動作までリアルに再現してしまったので、ゲームとして見るとテンポが悪いと言わざるを得ません。
例えば
- 勝った獣の皮を剥ぐ時ナイフを使って切る→手で剥ぎ取る
- 倒した敵を探る時、上着からポケットまで調べる
- コーヒーを飲む時注ぐ→カップを持つ→一口毎にボタンを押して飲む
- 銃は定期的に手入れを行う
- タンスを調べる→扉を開ける→中の物を取る
これらほぼ全てにボタン動作が要求されます。プレイヤーは主人公と同じ動作をしているかの様な没入感を味わう事が出来るのですが、これまで発売されたゲームを遊んできたユーザーの中には、ボタンひとつでタンスの中身や獲物の戦利品を回収出来ない事等はただテンポが悪いとしか感じられない事もあるのです。
確かに日常生活の動作をすべてゲームの画面操作に落とし込んでしまうと没入感がすごい反面、面倒な部分も浮き彫りになってしまう訳です。
銃の手入れなどもしなければ戦闘時にジャムをおこしてしまうなどリアルですが、ゲームの戦闘くらいストレスなく遊びたいとも思った時もあったので賛否両論分かれました。
結果、ゲームの没入感を高めるはずのスパイスが、くどいと思われる人も出た事から酷評する人も現れたという訳です。
狩りとキャンプの発展が面白い
レッドデッドリデンプション2の面白い要素として狩りとキャンプを発展させていくというものがあります。
主人公は仲間のギャングとキャンプを貼り、物資を納品して食料や設備を素材やお金で拡張していくのです。動物の皮一枚をとっても、銃で撃つだけでは粗悪な素材しか採取できませんが弓で仕留めれば上質な皮が得られるなど、作り込まれており、良い素材程高く売れるし良いアイテムの素材にもなるので弓を片手に世捨て人のマタギプレイにしばらく没頭しました。キャンプを発展させれば、弾薬や食材、備品などの支援も受けられるので街で懸賞金が掛けられてもキャンプで事足りる為、アウトロー生活を送るには欠かせないのです。
キャンプを発展させれば仲間からのセリフも変わるので色々な部分でやりがいを感じられます。
何よりストーリーではファミリー、仲間との絆などをメインに描かれており、キャンプに貢献する=仲間に貢献するがより自然な意味を持たせてくれています。
向いている人、向いていない人
レッドデッドリデンプション2は人を選ぶゲームである事は間違いないので、向いている人、向いていない人について分析してみました。
向いている人
- アクション性よりストーリーを重視する人
- ゲームに生活感やスローライフを求める人
- 西部劇が好きな人
- 何かを一から組み立てるプロセスが好きな人
向いていない人
- アクション性の高いゲームを求めている人
- ストーリーを飛ばしがちな人
- ゲームに複雑な要素があると楽しめない人
本当に人を選ぶので一つの目安として見て貰えたら嬉しいです。
まとめ
レッドデッドリデンプション2は賛否両論ながら、その世界のリアリティやアクションはある意味現代のゲームの一つの到達点とも言える完成度を誇ります。この記事をキッカケに手に取ってもらえたら何より嬉しく思います。
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